毎日新聞で、池澤夏樹さんの小説「アトミックボックス」の新聞連載がはじまったので、スクラップしようと思って、バインダーとルーズリーフを入手しました。
新聞で毎日読んでいても、自分の記憶力が残念すぎて、伏線をあとまで覚えていられる気がしないので、綴じておいてときどき読み返すことにします。単行本出たらどうせ買うんだけど、やっぱり初読ってちょっと特別っていうかさー。
しかし最近ちょっと文房具類にお金を遣いすぎています。反省。今月は買い物はなるべく控えよう……本以外。
連載が最終的に何回になるのかわからないので、ノートだと半端になるかもなあと思って、ルーズリーフにしてみたのですが、それにしてもルーズリーフ、すごく久しぶりに買いました。
高校のころはよく使ってたけどなあ、勉強ではなくて、小説を書くのに。だいたい授業中に、シャーペンとルーズリーフで書いてました。でなかったら、授業用のノートの反対側から。
懐かしいです。もう手書きに戻ることはないだろうなー、とか思ってたんですけど、うっかりこのごろ万年筆でノートに書くほうが楽なんではないかと気がする瞬間があって、あれえ……?
手書きだと頭から文章の出てくる速度に手が追いつかないので、パソコンのほうが絶対に楽、と、つい最近までは思っていたのですが、万年筆に慣れてきたら手書きのスピードが増してきました。(筆圧が下がったので、速書きしてもあまり手が疲れない)
それでもタイピングよりはさすがに遅いものの、耐えがたいほど遅くてもどかしいということもないです。
それだけならめでたい話なのですが、じつは頭から文章の出てくるスピードのほうも落ちてるんじゃないか、という恐ろしい事実が目の前をちらちらします……。い、いやな話だなあ。
いまのところノート&万年筆で書くのは、下書きやプロットか、文章トレーニング的に散発的な落書きをするくらいなのですが、そのうち本気で本文を手書きしていたりしそうで、ちょっと怖いです。だってそれ、また最初からパソコンで打ちなおすわけじゃん……?
その買ってきたルーズリーフに、新聞を切り抜いたやつを順番に並べて貼ってるんですが、切り口はぎざぎざだし、貼ったところは斜めによれていて、なんていうかとても女子の手仕事とは思えません……。
世の中にはこういうのをわざとキッチリやらずに、ざっくりしたふうに仕上げて味を出すというような、上級テクニックがあるらしいですが、そういうことではなくて普通に汚いです。あれえーおっかしいなあースクラップってもうちょっとこう、なんていうか、女子っぽい感じのさー……?(じっと手を見る)
HALさんは手先が不器用なのか、性格が雑なのか。
両方です。職場でわたしの管理してる書類の束だけ紙の端がそろってなくて、隣においてある相方さん(※男子)のはびしっとしてます。うん……。
まあいいか。読めればいいのよ読めれば。
新聞連載ははじまったばかりで(今日で五日目)、ストーリーもはっきりとはまだつかめませんが、タイトルが「アトミックボックス」ということで、原子力関連のテーマなんだと思います。池澤さんは昔から原発問題にとても関心の高い方ですので、どういう話になるのか、とても気になっています。
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