ブログに書こうかと思って打ちかけたはいいけれど、なんとなくそのままUPしないで終わってしまった雑文とかって、消すのもめんどくさくなって、そのままパソコン上の下書きファイルの中に残ってたりします。
そのファイルを開いていて、ふと思い立ってスクロールすると、「マルゴ・トアフ~」連載前後に書きかけていた日記で、あまりにも愚痴と弱音しかないので反省してUPしなかった書きかけの文章が、三万文字ちょっとありました。
それだけの時間があれば別の小説を一本くらいは書けたでしょ……? と過去の自分を正座させて説教したくなりました。なんとも無駄の多い人生です。
空想科学祭を読み終わったので、ぼちぼち積読に手を伸ばしはじめています。ここ数日、バスの中でちびちびブラッドベリ「太陽の黄金の林檎」を読んでいました。
美しいです。
物語全体が美しいんだけども、びっくりするくらいツボにハマる情景描写があったりして、読んでいて頻繁に悶絶します。
わたしがブラッドベリを最初に読んだのは代表作「華氏451度」で、そのときにも文章の美しさに気付いてはいたのですが、テーマやストーリー全体の重さのほうに打たれて、そちらの印象のほうが強く残っていました。
いま、ほかの短編集をつまみ読みしていると、内容も好きなんだけど、その前に文章が好きだなと思います。
こんなときには、自分に英語力があればと、悔やまれます。原文で楽しめるスキルがあれば、もっと深く楽しめるだろうになあ。
地方にはこんなことでも時間差があるのか、ブラッドベリの訃報の直後には、地元の書店にはとりたててブラッドベリ作品が特集されているような気配がなかったのですが、しばらく経ったいまごろになって、ふと気付くと、前には置かれていなかったタイトルが地味に増えています。これをいい機会に、またちょっとずつ追いかけていこうかな。
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