結局、ぎりぎりまで粘ってはみたものの、休日出勤から逃げそびれて、今日(土曜)も働いてました。出勤すると、一瞬「あれ今日って平日だったっけ」と思うくらい、かなりの人数が出てきていました。サービス残業と休日出勤を前提にした組織管理ってちょっとどうかと思うよ!
まあ新年度もはじまって早々なので、それもやむなしです。仕事は、平日の昼間しか使えない機械があるので、それを使わないとできない仕事を残して、ほかはなんとか片付きました。
その残った、平日にしかやれない書類を、急ぐほうを上にしてどんどん机に積んでいったら、椅子から立ち上がったときに、ちょうど自分の目線と同じくらいの高さになって、思わず変な笑いが漏れました。そのままでは崩れそうだったので三列に分けて積み直したところ、机の上が、まるで長期出張に出かけていた人のように書類で埋め尽くされました。……うん。まあ、なんとかなるだろう、たぶん。
いま悩んでもしかたないので、月曜日にまたうんうん唸りながらとっかかろうと思います。焦るとおかしなミスをするのがいつものパターンだから、なるべくあわてず騒がずやろう。
こんなばたばたするのも、ほんの一か月かそこら、のはず。五月には普通に「そこそこ忙しい」くらいになり、六月以降は平常運転になる……はずです。なると信じてる。いつもやってみればだいたいなんとかなるんだよ!(※その都度なにかミスをして先輩方にフォローされている苦しい事実はすっかり忘れている)
仕事のストレスを解消するために、がんがん本を買ったり読んだりしています。バス読書も継続中で、四月に入ってから六冊読みました。むしろ平時よりも早いペースで読んでいるという。
帰ったらお風呂だけ入ってすぐ寝てるんですけど、バスの中で意外と読めます。そしてたまに乗り過ごしそうになります。
数日前、駆け込んだ最終バスで、見えない敵に向かって延々と「なめんなよ」と威嚇し続けているご老人がいらっしゃいまして、なんというか、とても複雑な気分でした。あの人の目には何が見えてたんだろう……。
というか結構なご年配でしたが、そんな状態でバスに乗って、ちゃんと目的地で降りて無事に帰宅できたんでしょうか。所詮は通りがかりの他人、目を合わさないようにすることしかできず、バス停でそそくさと下りましたが、しかし冷たい社会だよなあ、と思って気が咎めないわけでもないです。じゃあ話しかけて、家まで連れてゆけるかというと、とてもそこまでする勇気はないんですが。
そのご老人はぷりぷり怒っていらしたので、近づくどころじゃなかったんですが、そういえば某所で、いつもご機嫌にひとりで歌っている、ちょっと変わった女の子がいます。(……と、つい連想して話をつなげてしまったけれど、その二人を同じ括りで話すのは間違いですね)
女の子といっても小さい子ではなくて、大人です。たぶんちょっと知的障害がある人なんですが、そのひとはいつもご機嫌で、にこにこ周りの人に手を振ったりもしています。
いい年をした大人が、屋外で、街頭パフォーマンスという体裁ではなくて、そこらへんを歩きながらひとりで歌っている。それもうっかりちょっと鼻歌が出たくらいではなくて、声を出してずうっと歌っていれば、ちょっとヘンな人か、もしくは障害のある人なんだろうなあと、なんとなく思う。歌でなくて、ひとりで笑っている人とかも、そうですね。ちょっとつい思い出し笑いをした、くらいならともかく、ひとりで歩いている人がいつまでもニヤニヤ笑っていたら、やっぱり周りは、ちょっとヘンな人だなあと思うでしょう。でも、それってどうなんだろうと、たまにふっと、そう思うときもあります。
そのいつもご機嫌な女の子の様子がどうこうというよりも、「外で歌を歌うのって、そういえば、なんでヘンなことなんだろうなあ?」というような。
それがちっちゃい子だったり、中高生でも友達と歌いながら帰っていたりすれば、周りはほほえましく眺めるわけで。大人も、カラオケか家の中で歌っていれば、べつに変な人ではありませんし。
それは、TPOをわきまえる能力というやつなんでしょうけど、だけど、そういえば大人が一人でそのへんを歩きながら歌うのは、なんでヘンなことなんだろう?
前にテレビで、ケンミンSHOWだったかな、沖縄の人は歌が流れるとすぐ踊る、というのをやっていて、「嘘お?」とおもったんですけど、VTRの中では、本当に音楽につられて踊ってらっしゃいました。
まあ、それもテレビでちょっと見ただけで、全部がぜんぶそうだと思いこむのは間違いかもしれないのですが、しかし、ところかわれば常識もかわるんだよなあと思います。
そこらへんで、一人でにこにこしながら歩いている人や、歩きながら歌っている大人が、いつでもいっぱいいれば、誰も別に、それってヘンなことだなんて思わないんだろうなって。そういう社会だったら、ご機嫌でいいと思うんだけどなあ。
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