新潮文庫から出た「作家の放課後」というエッセイ集を買いました。
ふだんエッセイなんかろくに読まないのに、好きな作家さんが何人も寄稿されているというだけで、豪快につられました。出版社の思うつぼです。だって気になる……!
でもうかつにも、まだ角田光代さんの、肝心の小説のほうを積んだまま未読でして、自分的には、その作家さんの小説を読まないうちに、先にコラムやエッセイによって人物像のイメージを固めてしまうことに、うっすらと危機感があります。できればまず作品のほうを、フィルターなく読みたいのよ……。
その結果ハマったなら、あとは普通にファン心理に従って、エッセイを読もうが新聞記事を読もうが、素直に読めるんですけど。なんでしょうね、この気持ち。
そもそも知らない作家さんのエッセイについては、読んだ後たぶん誰がそのエッセイを書かれたか忘れてしまって、数年後にその方の著作を読んだときには、どのエッセイの人かわからなくなってると思うのです。
さて、どうしたものか……。さきに八日目の蝉を読むことにして、まずは積読コースか。それとも割り切って読んじゃうか。
伊坂幸太郎さんの新刊が出ていることにも、うっかり気付いてしまいました。伊坂さんの本ならまず間違いなく、いつか文庫版が出るだろうし、基本的にはなるべく文庫落ちを待つ派なんですけど(転勤族だからハードカバーで買っちゃうと引越しのときに持っていきづらくなる)、しかし、文庫落ちまで一般的には約3年……。待ち切れるかというと…………うう。どうしよう。
一時期、残り三冊くらいにまで減っていた紙の積読が、ふたたび十冊を超えました……。年度末までにいったん整理するんじゃなかったのかよ!
誘惑の多い世の中がいけないんです。
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