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今日の前半は、うっかり読むモードに入ってしまって「天のろくろ」と「夏空に、きみと見た夢」を読了し、我に帰ってあわてて夕方から書いてました。あ、明日こそは早い時間から書く……!
いちど読み出すと、スイッチ入ってどんどん読みたくなっちゃうんですよねー……。
しかし、読書を自重してもけっきょく書く量は増えなかった昨年をかんがみると、やっぱり充電が必要なんだなと思いました。燃費悪いです。
読むのと書くのと、切り替えさえうまくできればなあ。通勤中は読む、帰ったら読まずに書く! みたいな。でも、面白い本だったらほかの何を差し置いても読んじゃいますよねー。
月~木で3冊くらい読んで、金曜は禁読書して書くモードに切り替えて、土日にがつがつ書く、というのはどうだろう。年間が約52週だから、この方式でいければ年150冊くらい読みつつ、書く時間もロスしないんじゃない?
……なんていうタワゴトをいくら考えても、読みたいときは読んじゃいますね。発売日とかの関係もあるし。
火の国~は、本文のつづきに入りました。いま原稿用紙73枚くらいです。
下書きは、ラストシーン付近はあえてしませんでした。終盤は、筆の勢いを残してそのままいきたいなという気持ちがありましたので。
でも、そのラストをのぞく下書きが、ざっくりした書き方なのに80枚ちょっとくらいあって、あれ……と思います。ほんとに書けるのか自分。
書けるか書けないかじゃない、書くか書かないかだ! ……とか少年漫画っぽく呟きつつ、こつこつ書きます。
「これ、頑張って書き上げたって自分にしか面白くないんじゃない……?」という自分の心のささやきを無視するのがとても大変で、ときどき心が折れそうです。短編イコール気楽に書けるとも言いがたいけれど、二百枚とか三百枚とか書いた挙句、もしそれがゴミだったら、とても悲しいですので。
長編書きのひとはほんとうにすごいなあ。
いや、すごいなすごいなじゃなくて。漫然と憧れてないで、飛び込んでみようよ、わたし。長編書きになるんでしょ!
このあいだ読んだル=グウィン「夜の言葉」で、けっこう過激な内容が多くてですね、そのなかで、自分の全力を尽くして最良のものをつくろうとあがいても、結果95%はゴミになるけど、ゴミを作ろうと思ってゴミを作ったら、出来上がるものは100%ゴミなんだよっていうようなことが書いてありまして。泣きそうです。評論全体がかなり手厳しいんですけど、手厳しすぎていろいろ心が痛いんですが!
書いている最中はいっしょうけんめい書いているつもりでも、あとになって、本当に全力で、その小説を面白くするためにわき目もふらず努力したかと、自分にあらためて問いかけたときに、いやどうだったかなあという瞬間がいっぱいあります。楽に流れたんじゃないか? 推敲のときにほんとうに客観的になる努力をしたか?
あと、自分では「これを外したら書きたかったものが表現できない」とか「ここが欠点かもしれないけど、こうするしかない」とか思っていたけれど、あとになってみたら「本当にそうか? ただの自己弁護だったんじゃないか? もっと工夫できたんじゃないか?」と思う部分とかですね。ありすぎますorz
誰かが気楽にさらさら書いたという小説が、読んだほうには面白かったりすることって、普通にあったりするわけですけど。
それはそれとして。書いた自分にとって完璧かどうか、自分の望みうる最高のものか、という意味では、そのとおりですよね。完璧を目指してもたいていは破綻する。でもそれなりでいいやと思って書いたものは、それなり以上にはならない。
念のため、本の中でも、あくまで「読み手にとってではなく、書いたものにとっては」という意味で論じられています。でもたぶん、真剣にベストを尽くしたら、その気迫が文章にのるよね。真剣にっていうのが、必ずしも苦労してという意味ではないけれど。楽しく、苦労を苦労と思わずにめいっぱい楽しみながら頑張れるのが、いちばんいいですよね。
さてなあ。あとで振り返って「ゴミじゃないよ」って主観的に胸を張れる小説が、何本のこるだろうかなあ。誰が読んでもケチのつけようがなく面白いという意味ではなくて、これがわたしにとってベストの形だったんだよ、っていうものが。
だー。
いろいろごちゃごちゃ考えないで、いまはとにかく書きます。あとになったら「やっぱりダメだった……orz」ってなってるかもしれないけど。
大丈夫、盛大にコケたってそれで死にはしないよ。頑張るだけ頑張ってコケたときには、結果がどうであれ、何かしら得るものがあるよ! たぶんね!
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