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小説を書いたり本を読んだりしてすごす日々のだらだらログ。
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 かつて、十年以上前に強烈にハマった須賀しのぶさんの小説「帝国の娘」が、昨年12月、あらたに角川文庫から発売されていまして。一部改稿されているということですし、「これは買わねば!」と張り切っていたのですが、地元の書店でなかなか見かけなくて、痺れをきらしてAmazonで注文してしまいました。
 地元の書店で買えるものは地元で買うほうが、地域経済の観点からは望ましいと思うのですが、しばしばAmazon先生の便利さに敗北します……。

 最初の刊行は、コバルト文庫からでした。少女小説レーベルなのに、須賀先生の小説は、腹黒オヤジがたくさん出てきたり、サバイバルだったり、政治や軍事の話題で何ページも続いたり、主人公が不倫したり望まぬ相手の子どもを妊娠出産したりと、「少女小説……?」というのをご本人もあとがきでネタにされていたくらい濃い小説が多かったですが、大好きでした。流血女神伝シリーズはけっこう長く続いたのですが、やはり第一部の「帝国の娘」が一番好きで思い入れがあったので、新版を読むのが楽しみです。(とりあえずまだ積んでいる)

 いったんライトノベルレーベルから出版された本が、のちに普通の文庫などから出しなおされるケースって、ときどきありますね。十二国記とか、デルフィニア戦記とか。
 ラノベだと人によっては手に取りづらかったりとか、そもそもラノベそのものに触れる機会がなかったりしますし、むしろ大人の読者にこそ楽しめそうな小説には、こういうチャンスがあってさらに読者層が広がると、ファンとしては嬉しいです。しかしこっちの書店に入荷していない……。

 わたしの探し方が悪かっただけかなあ。なかなか店員さんをつかまえて訊けません。ビビリなのもあるけど、仕事帰りに書店によると、時間帯的に大体レジ周りがにぎわっていて、忙しそうな手を止めさせてまで調べてもらうのはちょっと気が引けますね。

 それはともかく、積読がえらいことになってきて、机に置ける限界を超えそうなので、オアズケ解除して、通勤読書を再開しました……。うん、ええと。

 例年、四月は仕事が忙しいのですが、そういう時期にはストレスからくる反動で、ちょっとでも空いた時間があるとがつがつ読みます。現実逃避パワーは偉大だなと思います。心が折れそうなときも、ゴハンさえしっかり食べるのと本を読む時間だけひねりだせれば、大抵のことはなんとかなる。

 どうせ今年もそうなるのなら、いっそ四月に備えて、いまから積読を溜め込んでいてもいいかもしれない……とか思い始めている自分がいます。いやいや。いやいやいや。

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