小説を書いたり本を読んだりしてすごす日々のだらだらログ。
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きょうはせっかくの皆既月食ですが、こちらはあいにくの曇り空でした。雲、切れそうにないなあ。残念!
またいつかの機会を楽しみにします。
ながく机に積んでいたアップダイク「クーデタ」を、ようやく読み終わりました。普段は一気読み派なので、一冊の本を読んだり止めたりして、こんなに何ヵ月もかけて読んだのは、とても久しぶりです。巧みな比喩に彩られた美しい文章なのがかえって災いして、頭になかなか情況が入ってこなかったのが、一番の障壁だったかな。しかし読み終えてみれば、やはり感傷に満ちた、美しい小説でした。
わたしの頭には、難しい世帯情勢はやや手に余るのですが、読まれる方に国際政治的な興味があれば、たぶんもっと味わい深いです。アメリカの援助が第三世界に何をもたらすか、というのが、アフリカの架空の国を舞台に、その国の独裁者の視点から語られています。西洋的な考えを無理に押し付け、消費の仕組みを持ち込むアメリカ合衆国を憎み、回帰を唱える主人公は、しかし合衆国への留学経験があって、かの国の豊かさへ憧憬を抱いてもいる。
アメリカ人作家さんがそういうものを書かれたというのが、なんかすごいなと思います。外の視点を持つというのは、ちょっと考えてみる以上に、難しいことなのではないかという気がして。
つぎに読む予定の全集はパタゴニア。南米の話です。楽しみだ!
またいつかの機会を楽しみにします。
ながく机に積んでいたアップダイク「クーデタ」を、ようやく読み終わりました。普段は一気読み派なので、一冊の本を読んだり止めたりして、こんなに何ヵ月もかけて読んだのは、とても久しぶりです。巧みな比喩に彩られた美しい文章なのがかえって災いして、頭になかなか情況が入ってこなかったのが、一番の障壁だったかな。しかし読み終えてみれば、やはり感傷に満ちた、美しい小説でした。
わたしの頭には、難しい世帯情勢はやや手に余るのですが、読まれる方に国際政治的な興味があれば、たぶんもっと味わい深いです。アメリカの援助が第三世界に何をもたらすか、というのが、アフリカの架空の国を舞台に、その国の独裁者の視点から語られています。西洋的な考えを無理に押し付け、消費の仕組みを持ち込むアメリカ合衆国を憎み、回帰を唱える主人公は、しかし合衆国への留学経験があって、かの国の豊かさへ憧憬を抱いてもいる。
アメリカ人作家さんがそういうものを書かれたというのが、なんかすごいなと思います。外の視点を持つというのは、ちょっと考えてみる以上に、難しいことなのではないかという気がして。
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朝陽 遥(アサヒ ハルカ)
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非公開
自己紹介:
朝陽遥(アサヒ ハルカ)またはHAL.Aの名義であちこち出没します。お気軽にかまってやっていただけるとうれしいです。詳しくはこちらから
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