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たまにここの日記に書いてますが、わたし、高校のときから池澤夏樹さんのファンでして、池澤さんの公式ファンサイト「Cafe Impala」http://www.impala.jp/ からメールマガジンの登録をしているので、そこからときどき、世界文学についての短いコラムが送られてきます。(メルマガ登録しなくても、サイト上のコンテンツ「世界文学リミックス」からコラムの内容は読めます)
そこに出てくるタイトルを逐一追うことまでは、なかなかできていないのですが、今日届いたメルマガで、ブルース・チャトウィン『パタゴニア』が紹介されているのが、ちょっと気になっています。(リンク先はブクログの紹介ページ)
今回は、旅を描いた小説についてのコラムで、チャトウィン自身が南米を放浪したときの旅行記なのだとか。南米の文化って、なんとなく雰囲気では憧れがあるけれど、ぜんぜん知らないなあ……。
どうしてもぼけっとしていると、馴染みのある国内のタイトルを追いかけるだけでも、いつのまにか月日が過ぎていくのですが、外国文学にも興味はあって。ときどき発作的に「何か読もう」とかって思って、書店をさまよったりするのだけど、なんせ住んでいるのが田舎でもありますし、本屋さんにおいてある外国文学って、けっこう限られているし。
もちろん、いまはAmazon先生という地方者の心強い味方があるけれど、でも何もないところから気になる本を検索して探すのって、なかなか億劫ですね。書店で手にとって、フィーリングが合うのとは、ちょっと違いますもんね。
さて何から読もう、っていうときに、ひとくちに外国文学っていっても間口が広すぎて、どこから手をつけていいか、いつもなんとなく途方に暮れます。それで、池澤さんのコラムをけっこう参考にさせてもらって、ときどき気になるタイトルをスローペースで読んでいます。
ちなみに、池澤夏樹さんは世界文学全集の編纂を手がけておられまして、チャトウィン『パタゴニア』はフエンテス『老いぼれグリンゴ』とセットで、その世界文学全集にも収録してあるんです。(というか、メルマガで送られてきたコラム自体が、もともとその編纂の前後に書かれた広報的なものなのですが……)
が、この全集。当たり前ですが、高い!(※一冊二千五百円前後)
しかし、装丁がものすごく素敵なんです……。
わたしはいちおう文庫本派なのですが、それは自分が転勤族であり、生活スペースと経済的理由との問題に圧されてやむなく文庫本派になっているというだけで、ハードカバーの書籍自体はもともと大好きです。それを、こんな素敵な全集を作られてしまったら、それだけでもむやみやたらに欲しくてかないません。けど、ちゃんとわかってる。いっぺんに買うお金もないが、そもそも無理に買ったところで一気に読める分量でもない! 血迷うんじゃない!
ということで、気になるタイトルだけ、ちびちびたまーに買っていて、いま手元にあるのが四冊。五冊目をパタゴニアにするか否か……。ひたすら煩悩と戦っています。さ、財布が!
それにしても気になります、南米の旅。そういえば、資料本としてときどき眺める世界の食文化シリーズでも、中南米版を買おうかどうか迷いっぱなしだった。
なんで迷うのかというと、こっちも一冊三千円とかするからです。庶民には苦しい価格設定だよ! が、資料ならば、図書館から借りるのではなく手元にほしいっていう。くうう。
煩悩との戦いは果てしないです。
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