暗い話に注意

　公開ネタ帳で書き進め中の「雨の国（仮題）」ですが、何気なく気楽に書き始めたのに、うっかり手に余るテーマを扱ってしまったなという気がして、へんな汗が出てきました。大丈夫かなあ。

　しばらく暗い展開が続きます。公開ネタ帳をチェックしてくださっている方が、どれくらいいらっしゃるかわかりませんが、暗い話が苦手な方は、ご注意くださいませ。完成版をＵＰするまでに、表現を調整したほうがいいかもしれないなあ。

　別に最近何かを思いつめているとかいうわけではなく、もともと暗い話を書く人間で、油断すると、だんだん悲劇のほうに傾きがちです。といっても、なにひとつ救いようのないような欝ラストは、自分自身が苦手なので、そういうものにもならないのですが。……たぶん。鬼灯綺譚の第二話くらいが、ギリギリアウトだったかもしれませんが……（汗）

　悲劇や暗いストーリーの読後感が、どれくらい後味悪く感じられるかって、ほんの微妙な描写の按配と、それから読まれた方の経験や感性次第で、がらっと変わるなって思います。
　できれば読み終わったときに、何か美しいものや温かいものが残るような、そういうものを書きたいのですが。

　その前に、ハッピーエンドに向かって突き進む、パワフルで明るい話が書ければ、それがいちばんいいような気もします。なにかこう、底抜けに明るいようなのも書きたいなあ。などとぼんやり考え中です。

　そして、するすると宣言していたはずの美形修行がすっかり置き去りになっていることに、気がつかない振りをしている今日この頃です。き、貴公子！　覚えてる！　ちゃんと覚えてますよ！