読みふけっていました

　今日はやりたかったこととやるべきことを放り出して、宮部みゆきさんの新刊『おまえさん』に読みふけったりしていました。『ぼんくら』『日暮らし』と同じシリーズの最新作で、主人公がすごく魅力的なんですよね。すっとぼけた中年の同心で、昼行灯を気取っているけれど、一筋縄ではいかないところがとてもツボのど真ん中です。むしろ自分の中でツボじゃないポイントが見つからない！

　個人的に宮部作品でいちばん好きなのは「名もなき毒」で、二番目は本シリーズです。宮部さんの小説は、キャラクターが魅力的なことがものすごく大きなポイントだと思うのですが、このシリーズはそういう意味でピカ一です。レギュラー陣もだけど、今回新登場のキャラクターたちも、脇役ふくめてそれぞれすごくよかった。

　同じく今月発売の新刊「刑事の子」は現代ミステリで、こちらは古い作品の復刊だそうです。こちらも買って、まだ机に積んでます。うわあいつ読もうかなあ。

　週末ですね。近頃、書きたいものはいっぱいあるのに、まだまだネタ出しばっかりしてて、いますぐ書くぞ！　みたいなものがないので、ちょっとじわじわ焦ります。最後にサイト更新したのいつだとか思うと、なんか冷や汗が。長いものは長いものとして、もっと勢いで短編とかをがつがつ書けたらいいのになあ。……なんて、願望形でいってるあたりがだめなのか。
　来週は出張があってばたばたしそうなので、本格的に書き出すのは次の週末以降かなあ。ネタ出しとプロットを進めつつ、何か短いものを書ければ、この二日の間に書きたいです。