小説を書いたり本を読んだりしてすごす日々のだらだらログ。
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このごろ森見さんの本ばっかり紹介してるのは、四月にはまって以来一気にかき集めて読みまくったからです。(そして四月に読んだ本のレビューをいまごろしている)
さておき。
僻地の研究所に飛ばされて、ぽつんと寂しくクラゲの研究に勤しむ大学院生の主人公。ほとんど他人と口をきくこともなく、研究の指導をしてくれる谷口氏に罵られるのがせいぜい。せっかくだからこの機会に、文通の腕を磨こうと思う、と彼はいう。
ゆくゆくはいかなる女性も手紙一本で籠絡できる技術を身につけ、世界を征服すると嘯く主人公は、しかし、実際には意中の女性に宛てた手紙一通書くのにまごまごし、先輩や友達に背中を押されて、書いては奇天烈な内容になって丸めてを繰り返す始末……
主人公から友人たちへ宛てた手紙をベースに、ときに他の人物が書いた手紙も交えた、書簡集スタイルの小説。
全体にコミカルで、森見さん全開の一冊でした。情けなくて、見栄っ張りで、大言壮語の癖があって、でもすぐくよくよする、青春をこじらせまくった主人公。
ドSで行動力に溢れすぎる先輩女史・大塚さんのキャラクターが、強烈でなんともたまりません。
おっぱい万歳に大爆笑しました。腹がよじれるほど笑った。
森見さんの著作の中で、いまのところ、「有頂天家族」「新釈 走れメロス」に続いて好きな本です。
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朝陽 遥(アサヒ ハルカ)
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