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小説を書いたり本を読んだりしてすごす日々のだらだらログ。

 おととい・昨日の二日間、目を休めてみた甲斐あってか、ずいぶん頭と肩が軽いです。休肝日じゃないけど、ときどき目を休める日を作った方がいいのかもしれないなあ。

 しかし、遊びに出掛けたおとといはともかくとして、昨日はけっこう途方にくれました。パソコンもつけず本も読まずだと、正直まったく間が持たない……猫と遊んで、部屋と風呂場の掃除をして、手元のネタ帳(紙のノート)を整理して、それでも時間があまるっていう。新鮮でした。

 小説を書くことを再開してからのこの四年ほど、余剰の時間はなるだけ書くことか読むことについやそう、という気持ちでいました。余剰、というのが情けないところではありますが。
 家の手伝いをしたり、友達と遊んだり、用事があって出掛けたり、そういうのを除外して、残った時間、さあいまから自分の時間だぞ、となったときに選択する行動を、読むことか書くことのどちらかに関すること、その二択にしようっていう。(「読む」にはマンガも入ってます)

 もちろん根性なしなので、ついつい逃避してネットサーフィンしたりとか、ぼんやりフリーセルをしたりとか、猫と戯れたりとかするんです。ゲーム断ちしたといいつつ、最初のころは何本か我慢できずにプレイしたし。
 でもなんかそういうときにも、いま逃避しているという自覚があるから、早く書くことに戻らないと……という気持ちがどこかにあって。

 人生は短くて、書きたいものを書くにも、読みたいものを読むにも、圧倒的に時間が足りない。自分のいまの腕のなさが、自分で許せない。いまよりちょっとでもいいものを書けるようになりたいし、死ぬまでにできれば、満足のいく一本を残したい。そしてそのためには、このままでは、時間がぜんぜん足りない。

 人生の残りがどれくらいあるかわかりません。長期戦でいくつもりでいて、明日死ぬかもしれないし。でもたとえ長生きして、あと五十年書いていたとしても、実際のところ、手が届く気が、まったくしない。
 ほんとのことをいえば、遊んでる暇なんかないんです。休んでる場合じゃない。

 焦るんです。でも、休まないと身体が持たない。気持ちもですね。人間はちゃんと遊んで休まないと、いつまでもは頑張れないように出来ているんだよなあと、あたりまえのことをしみじみと思います。

 遊ぶほうは、本を読んで、あとはたまに友達と会えてれば、それくらいでいいんです、自分の場合は。そして、読むのは書く修行にもなる(……という言い訳が自分の中で成立する)から、気が咎めないし。
 それよりも、休むこつを体得しなければならないなと、近ごろ感じます。だらだら逃避するんじゃなくて、効率よくしっかり休むということを。
 年齢が上がっていけば、多分、いままで以上に休養が必要になるだろうしさ。

 とりあえずだいぶ目の調子が戻ったので、週末は喜び勇んで読もうと思います。なるだけこまめに目を休めるようにしたいけど、どうかなあ。面白い小説にのめりこんでるときって、そんなこと気にする余裕ないもんなあ。

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 ここしばらく頭痛が頻発していて、たいしてひどい痛みではないんだけど、どうも眼精疲労由来ではないかという感じがします。眼球を動かすと痛い。
 だいたい仕事でも嫌というほど細かい数字ばっかり睨んでるからなあ。

 空想科学祭の盛り上がっている最中のこのときに何なのですが、幸い、まだ投票までには間もあることですし、一日二日、ちょっとパソコン(と小説)から離れてみようかなあと考え中です。そんで週末に備える。
 ずっと楽しみに待っていた作品が完結されたところなので、正直いうと早く読みたい。しかし頭痛に気を逸らされながら読むよりか、体調整えてどっぷり浸るほうがいいよなあ……。

 だからというわけではないのですが、明日は仕事帰りに友達と遊んできます。家にいると、どうしても読むか書くかしかしないし(その合間に猫とたわむれる)、外出はいい機会かもしれない。
 最近まで、そういう目を酷使する生活に不自由を感じたこともあまりなかったんですが、近ごろなんだか目が疲れやすいです。いまの部署に来てから一日中ずっと数字とにらめっこだから、それでかな。(※まだ年齢のせいにはしたくない、微妙なお年頃です)

 自分でも、作業のあいまにこまめに目を休めるようにはしてるんですけど、それでもやっぱりつらいです。労働時間の半分はパソコン睨みつけてるし、残りの半分は小さい字の書類を前に電卓叩いてる。
 このごろまた視力も落ちているし、節電でパソコンの輝度を落としているのもあり、ぱっと見てディスプレイ上の数字が読みとれないときがあって、どきっとします。自己管理しないとなあ。

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 黙々と空想科学祭作品を読み続けているうちに週末が終わりました。
 マルゴ・トアフを書いている間、かなり読書を自粛していたので、読みたいだけ読めるいまの状況が、なにげにものすごく嬉しいです。
 ほんとは投票に備えて期間中に全作品読みたいんですけど、しかし今年は作品数が多いので、どうだろう。
 とりあえず自分が長編で参加した手前もあって、長編部門は全部読もうと思っています。あとは読めるところまで。余力があれば、オススメ紹介とかもしたいけどなあ。いま読んだ分だけでも、面白い作品が色々あります。落ち込むけど……

 落ち込みます。こういうのは人と比べるもんじゃないって、頭でわかってはいるけど、やっぱりどうしても、面白い作品を読むたびに、比べて落ち込んじゃいますね。
 読んでるあいだはそんなこともなく、普通にウキウキ楽しんでるんですけど、あー面白かったーって読み終わってふと我にかえると、自分のやれてないことと、ついつい引き比べてしまいます。どうしてわたしはこういうことが出来ないんだろうなあって。
 隣の芝は青いです。
 自分に書けるものしか書けないんですけどね。

 でもまあ、ちょっとは悔しいって思ってたほうがいいのかな。自分ももっと書けるようになりたいって。身の程知らずだろうがなんだろうが、ときどき嫉妬してるくらいで、いいのかもしれないです。
 人を妬んで、相手の足を引っ張るような嫉妬は、苦しいばっかりで誰にとってもいいことないけど。

 嫉妬してる自分に気付くのが嫌で、嫉妬を打ち消すために、相手のことを無理にこきおろして安心するとか。どうせ自分とは世界が違うんだから、もとの才能が違うんだからーなんて、拗ねて小さくなってるとか。
 そういうのよりは、素直にうわーん悔しー! って思ってるほうが、まだいいのかなって思います。

 才能ないのなんか、もういまさらだもんね。あえてみっともないのを承知で恥知らずを通すというのも、凡人には必要なスキルかもしれないなとか思います。

 どうやったらあんなふうに面白く書けるようになるんだろう、自分もそっち側に行きたいって思うのも、ひとつの原動力ですね。だからって人のことを真似ばっかりしてても仕方ないから、難しいところですけど……

 まあ、一朝一夕に実力が身に着くわけじゃなし。気長にがんばろう。

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 なんだか書きおわってずいぶん経つような気がするのに、まだ一週間しか経ってないのか。時間の経つのが早いような遅いような。呆然としたまま日々が過ぎております。

 お祭りの掲示板だけでなく、何人もの方から、嬉しいお言葉を頂戴しました。逃げ出さなくてよかった。実のところ、うまく書けなくて悔しいという気持ちの方が、まだ強かったりするのですが、悔いは悔いとして胸に刻みつつ、ともかくまた頑張れる気がしています。

 欠点のない小説がいい小説じゃないよねということを、ここしばらく、ずっと考えています。言い訳もちょっと入ってるかもしれないですけど、言い訳だけじゃなくて。
 書き手にも読み手にもいろんなスタンスの人がいるので、小説を書く人全てのことを指す総論ではなくて、あくまで自分がどういうものを目指していくかという、個人的な話なんですけど……
 もちろんなおせる短所はなおすに越したことはないんだけど、でも優先順位を間違えてはいけないなと思います。減点法に強いのが悪いかというと、そんなことないけど、それだけでは意味がない。面白い小説というのは、多少の瑕疵などものともせずに、人の心に届くパワーを持っている。

 失敗を恐れるよりも、そういうものを目指して力いっぱい書きたかったはずなのに、いざそのつもりで書いてみると、力が足りなくて、やっぱり書ききれなかった気がします。
 欠点が多かったから駄目だというのではなくて、読んでほしかった一番肝心のところを、わたしはどれだけ表現できたのかなと思うと。力があれば、もっとちゃんと面白く書けたはずなんじゃないのかなあって。
 力をつけたいです。欠点を減らすための力じゃなくて、人の心に届くものを書くための力を。

 そんなこといいつつも、まだ次に書くもののことは、まるっきり何にも考えてません。頭の中がほとんど空っぽになってます。お祭りの前から頭の片隅にあった「鳥たちの楽園」も、取り掛かれる気がしなくて、いずれ書くにしてもまだ寝かせてからかなあ。
 とりあえず9月頭ごろまでは、空想科学祭の皆さんの作品と、机の上の積読を読むのを中心にして、ゆっくり充電します。睡眠もたっぷりとる。

 しかしわたしの場合、あんまりゆっくり充電とかいってたら、何にも書かないでうっかり何か月も経過したりしかねません。そしてまた次に何か書こうと思ったら、筆がますます鈍っていて無駄に苦しんだり。
 そういうことを普通にやりそうで怖いので、何か短い習作や小品くらいは、あまり間をおかずに書きたいなあとか思っています。
 まとまった話じゃなくて、完成度とか出来ばえとか完全無視の、ただ自分の萌えを吐き出すためだけの、ほんとのラクガキとかを書きたいな。

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 市川イチさまのご主催で、オンラインノベル関係のイベントが着々と準備されているのを、わくわくしながら眺めています。オンノベのタイトルも作者名も何もかも伏せて、冒頭文だけを見て読むものを選んでみませんかというイベントです。




 冒頭文100字程度と、小説トップページへのリンクだけがリストになるそうです。
 公開は明日の深夜のご予定とのこと。(企画お疲れ様です!)

 参加申請は、本日23時で締め切られるそうです。

 うわあ楽しそうなイベントだなあと思って、準備が始まった直後に後先考えずに飛び込んでしまいました。えへ。
 しかし、生憎と自分の書いたものを振り返ってみれば、冒頭の一文二文で掴みのあるものって、イマイチありませんでした。しょんぼりです。

 何年か前に、冒頭文にすごく気を遣っていた時期があったような気がするのですが、いつの間にかそういう意識が、薄れていたようです。
 ときどき初心に帰らなくてはならないなあと思います。冒頭文、もっと気を遣おう。

 さておき、公開が楽しみです。自分含め、いい出会いがたくさんあるといいなと思います。
 新しい出会いも嬉しいけれど、「あっこの冒頭あの作品だ!」っていうのを見つけたら、それも楽しいだろうなあ。

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プロフィール
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朝陽 遥(アサヒ ハルカ)
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非公開
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朝陽遥(アサヒ ハルカ)またはHAL.Aの名義であちこち出没します。お気軽にかまってやっていただけるとうれしいです。詳しくはこちらから
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