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またいつかの機会を楽しみにします。
ながく机に積んでいたアップダイク「クーデタ」を、ようやく読み終わりました。普段は一気読み派なので、一冊の本を読んだり止めたりして、こんなに何ヵ月もかけて読んだのは、とても久しぶりです。巧みな比喩に彩られた美しい文章なのがかえって災いして、頭になかなか情況が入ってこなかったのが、一番の障壁だったかな。しかし読み終えてみれば、やはり感傷に満ちた、美しい小説でした。
わたしの頭には、難しい世帯情勢はやや手に余るのですが、読まれる方に国際政治的な興味があれば、たぶんもっと味わい深いです。アメリカの援助が第三世界に何をもたらすか、というのが、アフリカの架空の国を舞台に、その国の独裁者の視点から語られています。西洋的な考えを無理に押し付け、消費の仕組みを持ち込むアメリカ合衆国を憎み、回帰を唱える主人公は、しかし合衆国への留学経験があって、かの国の豊かさへ憧憬を抱いてもいる。
アメリカ人作家さんがそういうものを書かれたというのが、なんかすごいなと思います。外の視点を持つというのは、ちょっと考えてみる以上に、難しいことなのではないかという気がして。
つぎに読む予定の全集はパタゴニア。南米の話です。楽しみだ!
TCご当地小説企画(http://www.totalcreators.jp/cgi-bin/mini/read.cgi?no=37)にようやく参加してまいりました。
長崎県長崎市が舞台、現代短編、原稿用紙23枚程度です。十年ぶりに故郷に帰省する青年を主人公に、郷愁とか感傷的なものを書いてみました。
お気が向かれましたら、週末のお暇つぶしにどうぞ。
「ふるさとの、空は狭く」 http://dabunnsouko.web.fc2.com/novels/garakuta/hometown.html
続きには拍手コメントへの返信が、お二方あてにあります。ちかごろブログ返信でお名前伏せてますが、内容でお察しいただければ幸いです(汗)
推敲中のご当地小説、案の定、方言の調整に手間取っています。決めゼリフとまではいわないけど、わりと真剣なセリフのときに、長崎弁で書き起こすと脱力感があるというか、微妙にしまらないというか。地の文とのギャップが強いというか。むはー。
地元の若者がいま現在、ほんとうにバリバリの方言で喋るかどうかは、半々です。ほとんど標準語の人もいるし、仕事では標準語だけどプライベートでは長崎弁の人もいるし、仕事でも常に方言丸出しの人もいるし。
自分自身は仕事のときは基本的に標準語ですが、軽口を叩くときに、ふざけて長崎弁を混ぜることはあります。家族や親戚と話すのは島原弁と長崎弁の混合で、友達の場合は相手によって無意識に長崎弁と標準語をシフトします。ばいりんがる。
でもどこまでが島原弁でどこからが長崎弁なのか、よくわかっていません。ずっと長崎市民の友達に呼んでもらって、言語指導を仰ぐべきだったかという気もします。
うちの両親・親戚はみんな島原弁ネイティブ、自分自身はチビの頃まで田舎と長崎市を往復でした。小学校以降は長崎市で育ちましたので、学校の友達は標準語か長崎弁。いちばん母語に近いのは島原弁のはずなんですけど、ずっと住んでたわけじゃないので、訛りがキツいと何いってるのかわかりません。
このあいだ母が「ひゅうなし」とか「おろんころんして」とか言い出して、とっさに「それ何語?」って聞き返しました。母は母で真顔になって「え? こい島原弁かにゃ。長崎んひとはゆわん?」とかゆうてました。ゆわん。
ちなみにおろんころんは、うろたえる様子だそうです。ひゅうなしは、なんか説明きいてもよくわかんなかったけど、とりあえず罵倒語のようでした。なんか罵られているけれどなにを罵られてるかわからんっていうのも、微妙な状況ですね。
どうせローカルネタでいくなら、自分ももっと島原弁バリバリだったら、さらにローカルなものを書けたのに! とか思わず考えてしまって、微妙に悔しいような、わからなくてよかったような。いくら方言を楽しむにしても、まるきり暗号文みたいになったらちょっとねー。
ともあれ、読めるものに仕上げきれるのか、一抹の不安がありますが、明日まで推敲して、明日の深夜に投稿&UPしようかなと思います。短いものなので、お気が向かれたら読んでやっていただけると嬉しいです。
ル・グウィンのファンタジー・SF論「夜の言葉」を読みかかっています。
重たいです。そんで手厳しい。舌鋒鋭いというか。
十代とかで読んだらどう思ったかわからないけれど。読み手として年齢と読書量がじわじわ上がっていくにつれて、批判的な文章・断定形の文章は、鵜呑みにする前にワンクッション置くという反射が出来上がっていますので、ときに名前を挙げて他者の小説作品をバサッと容赦なく切り伏せるような論調の評論は、うんうん頷いて素直に鵜呑みにできないのですが。(まして、批判されている作品を自分が未読のときには)
でも、そこはそれ。読み進めるにつれて、その手厳しさが、文学というもの、ファンタジーやSFのもつ力や意味について、ものすごく真剣に考えていて、ものすごく真剣に小説を書かれている方だからこその、激しい論調なんだなというのがひしひしと伝わってきます。それが行き過ぎて、過激な意見になっているかも箇所があるかもしれませんが……。(それが本当に過激なのか、それともそれほど激しく批判されても当然というような駄作なのか、肝心の叩かれている作品を未読なので、個別には検証しません)
筆者自身もまた、前置きや注釈などで、後年考えが変わられた部分を示しておられたり、当時の周囲の状況から過剰な表現をしていたと自省を表明されている部分もあったりするようです。読むほうもそれを受けて、頭からすべて丸呑みにして読むのではなく、ひとつずつゆっくり咀嚼し、自分なりの考えと比較検討しながら読むのが相応しいのではないかと思います。
読んでいて、感銘を受けたり、激しく頷いたりするくだりがたくさんある一方で、ところどころかなり耳が痛いです。「ぎゃっ」ってなりながら読んでます。
書かれている全ての論に手放しで賛同出来るわけではないのですが、どの内容にも、けして軽くは読み流せない真剣さがあります。ファンタジー/SFを愛するものの一人として、けして無視しては通れない重要なテーマについて語られている、というほうが、ニュアンス近いかな。読み流せるところがなく、数ページの文章の中に重要なことがこれでもかと詰まっている。
いったん読み終えてから二読目に入るつもりで、あとでまた振り返って咀嚼しようと思ったところに、付箋をつけながら読みすすめていたら、あっというまに文庫本がハリネズミになりました……。ぐはっ。弱い頭がパンクしそうです。
ル・グウィンのファンタジーやSFで、ものすごく好きな小説が何作もあって、それでなかばミーハー根性で手を出したのですが、そんなふうに気軽に読み始めるような文章ではなかったなと、冷や汗どころか脂汗がでます。
それでももし自分が、あまりグウィンの小説を読まないうちにこの本に出会っていたなら、いまよりはもう少し気楽に流して読めたんじゃないかと思います……。「言の葉の樹」や「西のはての年代記」に心を揺さぶられる前だったら。
好きな小説の作者さんの言葉というのは、ファンにとっては重いですね。同じ内容でも、よく知らない人の口から聴くのと、尊敬する作家さんが論じているのでは、当たり前だけど重みが違って感じられるなと思います。
ゆっくり咀嚼していきたいです。長い付き合いになりそう。
買わない買わないといいながらどうして誘惑のタネを見つけちゃうかなあ……というところなのですが。
コトノハノート
http://misuzudo.shop13.makeshop.jp/shopdetail/002001000027/
lieno手製本ノート「STATION」
http://shop.lleno.jp/?pid=20012969
クイールノート
http://www.asahiyakami.co.jp/shop/quillnote/quillnote.htm
一冊二千円とか三千円とかの素敵ノートがたくさんこの世に存在するなんて、庶民は知らないで生きていくほうが幸せですね? 買わないといいつつなぜ探すかというと、欲しいからです……。ウィンドウショッピングみたいなものです。買わないと思ってるけど眺めてると楽しいんです。
ステキすぎて目が眩みそうなのですが、幸いにもまだ衝動買いはせずにすんでいます。
でもそのうち仕事でイヤなことがあった日にぽちっと行きそうな自分が、胸の隅っこのところに常註していて、ネットショッピングというのはいやはや恐ろしいなあと。か、買いませんよ!?
宝の持ち腐れ、宝の持ち腐れ……(呪文)
でもそういう素敵商品はロマンとともに存在していてほしいので、自分は買わないくせに、売れたらいいなあとも思います。セレブの方いかがですかー!?(メーカーさんの手先みたいになってる)
「消耗品に二千円!?」って思う自分がいます。でも、たぶんそういうノートを買う人は、消耗品にいくらでも使えるセレブの方だけではなくて、きっとノートが消耗品ではない方々なのだろうなと思います。お気に入りのノートを、素敵な使い方をして、何年も大切にとっておくような方々。
あるいは買うだけ買ったはいいけれど、もったいなくて使えない方も、きっとどこかにいらっしゃるだろうなとか(笑)
高いものを大事に使うというライフスタイルには、こっそり憧れがあります。が、あいにく大事どころかモノを非常に雑に扱うがさつな性格の上、我が家に来たモノは七匹のお猫様方に散々な目にあわされることが確定しているため、確実に無理です。くっ……。
なら欲しがるなよ。と思うけど、ときどき煩悩の波にさらわれそうです。いつか何かあったときに、贈り物用か自分へのご褒美用かに買おうと思います……(衝動買いフラグ)
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