小説を書いたり本を読んだりしてすごす日々のだらだらログ。
 ということで少し間があきましたが、個人的オススメ作品ピックアップ、第二弾です。短編部門から3本。
【短編部門】
千賀藤兵衛さま「超能力者、趣味は読書」
「なにこれ面白い!」が読みおえて真っ先に出てきた感想でした。
 ひねりのきいた短編です。意外性だけじゃなくて、演出が小憎い。どう面白いか解説すると一発でネタバレになるので詳細は控えますが、凝った構成の話というか、ある種の小説の技法をフル活用していて、最後まで読んで「やられたー!」感がありました。
緑の帝国さま「なにもかえない」
 登場人物の名前に吹き出して、ギャグかと思いながら読み始めたら何のその、大まじめなディストピアものの社会派SFでした。
 消費者がどんどん楽なほうに流れ、その結果として経済活動が偏向しいって、ふと気がついたときには、非常に生きづらい社会が出来上がっている。
 キャラクターや背景描写がデフォルメされているだけに、読みながらつい「大げさな」と笑いたくなるんだけど、笑ったあとでうそ寒くなるような、シビアな作品でした。オススメ。
栖坂月さま「毒を食らわば」
 医療技術が進歩し、臓器など身体の一部をサイボーグ化する人が多くなった社会が舞台、の毒舌グルメ小説。
 美食を追い求めるあまり趣味が高じて、毒のある食材でも食べられるように、肝臓を機械に置き換えた美食家たちが、年に一度集まる旅館。そこでは腕利きの料理人が腕を尽くして美味の局地たる猛毒料理をこしらえている。
 途中はミステリ風の展開もあるのだけれど、推理というより、推理小説のパロディといった風。口の悪い主人公のコミカルな語りもあって、全体に軽妙で楽しかった。ただしトリックはひどい。ひどい。(大事なことなので二回ry)
 例によって個人的趣味で選びましたのであしからず。9月頭までのお祭りですので、また好みの作品を見つけたら紹介します。

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