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「マルゴ・トアフの銀の鳥」完結しました。
最終14話はこちらから → http://ncode.syosetu.com/n6417bh/14/
連載中から読んでくださった方、この拙く長い話にここまでお付き合いいただきまして、本当にありがとうございました。途中で励ましのお言葉をかけてくださった方々には、どう感謝していいかわかりません。おかげさまでなんとか途中で逃げ出さずに済みました。
まとめ読み派の方、これから読んでみてやってもいいかなという方、どうぞよろしくお願いいたします。
完結するなりの弱音で申し訳ないのですが、書いていて、とても苦しかったです。楽しい瞬間ももちろんたくさんあったんだけど、それ以上につらかった。
連載中、ずっとぐらぐらしていました。いまもまだ、自分でとても冷静には見られないのですが、自分で思っているよりも全然書けていなくて、まるきり駄目なんじゃないのか、誰にも届かないんじゃないのかという気持ちと、いや下手なりに書きたいものはとにかく書いたという気持ちが、一時間おきに交互にやってきて、とにかく心臓にも胃にも悪かったです。
ときどきここで書いているように、去年から温めていた話でした。最初に浮かんできたのは、主人公が空を見上げている場面だけだったのだけれど、わたしはどうしても、この子の話を、書きたかったんです。
そのことが気負いになったのが、かえって悪かったのか、いつも以上に、うまく書ききれなかったという気持ちが強いです。
思い入れが強いだけ、いつも以上に弱気になっているのか、本当にいつもより下手なのか、自分ではよくわかりません。どっちもかなという気もします。
空想科学祭では、登録のときに日和って、感想耐性レベル(辛口がどれくらいまでOKかという表示)を「3(普通)」にしたのですが、それでもおそらく、厳しいご意見も頂戴するだろうと思います。どれくらいからが辛口かって、ひとによって違いますしね。
厳しいこといわれてもしかたのない未熟さが、自分でもわかるから、もうこれはしかたない。
腹をくくります。
ひとつだけ、何があっても忘れないでおこうと思います。たとえほかの誰に読んでもらえなくても、誰からつまらないといわれても、たったひとりでも、誰かの心に届けば、その物語には、語られた意味があるということです。
エトゥリオル、わたしはずっと、君の話を書きたかった。
もっとうまく書いてあげられなくてごめん。
どうか君の物語が、誰かの心に届きますように。
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